富士山バーチャルスペース御座ディスカバリーポート

この仮想空間は、御殿場市の北西に位置する、馬術スポーツセンターの南西側の森林エリアに立地しております。

御殿場市の名産でもある茅葺のエントランスを入ると、御胎内などに見られる熔岩隧道をイメージして作られた石積みのスロープになり、その先へ進むと、雄大な富士山が現れてきます。この地ならではの常設展示です。展示スペースは回廊型での見学が可能になっております。

建物は、宇宙ステーション的な近未来をイメージした結果、回廊型の平面になっており、低層で自然との調和を意識して、周辺の樹木などは、可能な限り残した状態にしいる為、とりわけ、ひっそりと森に潜む近未来の宇宙船の停泊(ポート)といった様相を呈しております。この場所から、様々な未来へ飛び立つ宇宙船が現れる事を願っております。

『ONTHE DISCOVERY PORT』のシンボルマークのフォルムは、御殿場市民の誇りでもあり、日本の象徴となる雄大な富士山を眺めることができる当館の核となる巨大なガラスウィンドウをモチーフにしています。

色彩豊かで流れるように配置されたカラーバーは、様々な世代・個性・環境を超越する繋がりや融合・調和を表し、また、『無限の可能性』 『未来への希望』 『遊び心』など形にハマらない楽しさや好奇心といったエッセンスを落とし込んでいます。

今後進んでいくデジタル社会の中、場所・時間・人種などの垣根を超え誰もが参加でき、新たな発見をしたり表現や発信の場として活用するなど、御殿場市に関わる全ての人々の未来へ飛び立つきっかけとなる多様性を秘めた空間になることを願ってデザインしています。